コラボレーション

2003年 下半期

バッファロー吾郎の逆転新ネタホームラン寄席(ライブレポ)2003.6.1 ルミネ
あはは。まずは、言い訳させてください。
いい訳。
だってさー、そもそも、ケンコバか、野生爆弾の単独には行こうと思っていたんだよね・・・で、気づかないように気づかないように、このイベント避けていたんだよね。
遊んでいる場合じゃねーだろ。ってさ。
実際レポートとかもたんまり有るしね。
で、ルミネのHPみたら、「当日券90席程用意しています」
・・・・
いやさ、大阪からわざわざ来て頂いているのに空席はまずいよね。
っていうか、次がなくなるじゃん。
それは、個人的にもひじょーにまずいのさ。
で、がーっとレポート書き上げて、行きましたさ。

ふう。面白かった。

内容は、全て新ネタ。時間制限は、各組3~30分。
これね、通常だと有り得ない企画。たいがい出演時間決まっていてそのサイズに合うようにネタを足したり削ったりするからね。
単独じゃなきゃ観れないかもね。

それと、ネタ終了後各組が、自分のネタに対しての感想を言うというのも変わっていて面白かったですね。

そうそう、オープニングのCGが凝っていたり、音楽がこれでもか!って言うくらいベタなんだけどいい選曲で、ダイナマイト関西と並んで、そういった意味でバッファローの企画力というのの凄さをまざまざと見せ付けるようなイベントでしたね。

で、SPゲストがスチャダラパー。これまた僕にはずっぽし、なチョイス。彼らは何するの?ッて言うと、各組のネタに感想を言うだけ(笑い)。もともと、バッファローとは交流があるみたいで楽しそうに雑談していました。

新ネタ
1.千鳥(漫才)友達多いと悩みが尽きない→子供の頃吃驚した話
→今まで内緒にしていたこと。

なるほど、イカツイですね。途中でネタが飛んじゃって、完成度って言う面ではまだまだですが、これでもうちょっとスピーディーになって時折見せる可愛さがもうちょっと伝わればとても僕好みかも。

2.友近(メリーポピンズ20周年パーティへようこそ)

おぉ。友近さんですね。セクシーなドレスで登場。
いい表情しますね。うんと、この人の「なりきり力」はいいものが有りますね。いい感じの毒もあるし。
やたら、踊っていました。で、スチャダラから
「踊りが古いねぇ~」ってつっこまれていました(笑い)。

3.野生爆弾 コント(連れて行かれよった)

まぁね。らしいコント。好きな人は好きだし、嫌いな人は嫌い。
全く脈略が無くて、やりたいようにやる感じ。
ネタに入る導入の部分は結局最後まで意味が無いのね。
「おち」もやりたい事をやる。
で、僕はそんな野生爆弾が好きなんだけどね。
なんで保母に?なんでタクシーの運ちゃんが?
なんでお尻が??なんで地獄が??
そんな「なんで」には彼らは一切答えてくれないぞ!!

中コーナー(オモシロゴルフ)
あぁこれは、また今度書こう。
長くなる(笑い)

4.中山功太(雑誌創刊号一回目会議)

初めて見ましたね。本人も東京露出ゼロって言ってましたからね。
で、ネタ的には凄く面白かったです。
期待していなかった(失礼!)分、余計に笑えましたね。
木村さん曰く、前のコーナーでの活躍で乗れたんじゃない?との事。
で、何回かピンマイクに手をぶつけて、その雑音が耳障りだったのが残念でしたが、繰り返し言う台詞のチョイス等は見事でしたね。

5.ケンドーコバヤシ(新しいイメクラの企画書)

あっ。タイトルが全てです。
ケンコバだから許されるネタ。本人談で、
「このネタで爆笑オンエアーバトル目指す」との抱負?も聞けました(大笑い)
イメクラって何?って言う方間違っても、お父さんには聞かないようにね!!
しかし、ただバカなこと言うだけじゃなく、王様の耳はロバの耳から続く「耳シリーズ」はそれぞれ味のある毒舌でしたし、本人によると慌てて作ったネタとは思えない濃さでした。

6.バッファロー吾郎(結婚式友人代表スピーチ)

女装でした。が、意外に似合っていて・・・後は想像してください(爆笑)。一番やりたい事をやっていたかも。
途中で物凄く濃いお笑い談義になって。。で、隣に女子高生が座っていたんだけどその子達が知らないくらい古いネタにも大爆笑してましたね。

で、ネタ未採用の名台詞。
木村さんの部屋のポスターが織田裕二さんからつまぶき君に替わっていた事を発見した竹若さんの台詞。
「あんた、それは男を見る目じゃない、弟を見る目よ!」
ひーぃ。腹が痛い。

はいはい。その辺で心当りある方居ませんか??(鬼)

というわけで、最後に皆で写真とって、MVPに中山君が選ばれて終了。終ったのはたっぷり21:40位。
CP値の高いイベントでした。
今日は、昨日のライブレポで端折った、真ん中のコーナーのレポ。
それから、細かい話。

オモシロゴルフ大会。
MCはバッファロー木村さん
その他のメンバーが赤・青・白の3チームに分かれてまずはドライブ大喜利対決。
チーム振り分け
白チーム(野球キャップ)、竹若・友近・ノブ
赤チーム(テンガロンハット)、ケンコバ・大悟・川島
青チーム(サンバイザー)、ロッシー・中山
因みに白は常識、赤は下品、青は天然と言ってました。
ここで、木村さんのつっこみ。
各チーム揃いのポロシャツ(チームカラーの)に打つ人が帽子を被るんですが、
ノブさん→お前はボランティアの人か?
     保養所の送迎バスの運転手か?
竹若・友近→今日はご夫婦でボウリングですか?
ケンコバ→陽気なステーキハウスのオーナーか?
中山→お前の髪型は全盛期の世良さんか?
言われると、そのようにしか見えなくなってくるから不思議ですね、、

でゲームルール。お題は
1、プロゴルファー猿もビックリのプロゴルファーとは?
2、難関コース、そのコースの上には何がある?
3、紳士のスポーツゴルフ。絶対にやってはいけない事とは?
4、ベンツのマークが新しくなる事に、そのマークとは?
5、金、お墓、免許がない、、、後もうひとつ何がない?
この御題から一つ選んでそれぞれ大喜利していくというもの。
飛距離は、笑いの大きさによって、判定員が最高50ヤードで飛びグリーンを目指します。
で、打球は上品・ファンタジー・新しいと上方向へ
下品・暴力・古臭いと下方向に曲がり、
それぞれはずれて行くと罰ゲームがあります。

打つ順決めにまず各チームの代表が大喜利に挑戦。飛距離を争いました。
お題「ジャンボ・ジェット・ジョーの尾崎3兄弟、4番目の弟のニックネームは?」
白ノブ、ハットトリック
赤大悟、ヒュー(口笛で)
青中山、JAL
打ち順は青→白→赤で決定。
ロッシー5まず、人でない          50ヤード
友近  1プロゴルファーバブ        30ヤード
ケンコバ1北ゴルファー主席         40ヤード
中山  1アマレスラー趣味ゴルフ      20ヤード
竹若  5大理石が足りない         50ヤード
川島  1蟲使いガルバ           30ヤード
ノブ  5冷蔵庫に入れたプリンとうんこがない10ヤード
大悟  3グリーン上でのシャイニングイザー  0ヤード
友近  2金子のぶおの出刃包丁       30ヤード
ロッシー4ベンツのマークもうっているよ   10ヤード
ノブ  2燃え盛った水牛          50ヤード
川島  4菩薩拳(イラスト)        20ヤード
中山  2分校がまだ残っている       30ヤード
竹若  4下にペッツが付いていた(イラスト)グリーンへ
大悟  5ウニバーサルイワンシュが無い   20ヤード
ロッシー1プロゴルファーの人        グリーンへ
ケンコバ4氷室京介は好きですか?の
     アンケート結果の円グラフ(イラスト)グリーンへ

ふう。グリーン上での戦いはまた明日このしたに書き足します。
なお、テープに録音したわけじゃないので、多少のメモ書き程度をソースにしていますので、実際とは若干違うと思われますがご了承ください。
まぁ、ここから読む方は2つ前の日記から読んで下さい。
完全に続き物ですから・・・

そうそう、前回の日記で、順番が間違っているんじゃないの?
と思われた方正解です。
実は、バンカー・池に入ると罰ゲームとして、出された小道具を使って一発ギャグをやらなきゃいけなかったんですね。
で、ものの見事に青・赤チームがしたんですが・・・・
一発ギャグを文字化するのは・・・無理でしょう。

唯一つ、ケンコバが「○○(国名)のナプキン」というネタだったり、らしいネタだったといえます。

で、グリーンの上は又別のゲームが用意されていました。
名付けて「喜怒哀楽一言パター」

ゲームの説明

グリーンをかたどったボードがおよそ4分割されていまして、左上から、時計回りに「喜・怒・哀・楽」ゾーンに別れています
それぞれボールの置かれている位置から中心にあるカップに向け対角線上の「感情」の一言若しくは表情・ポーズを行いカップに入れていくというもの。
つまり、「喜ゾーン」にボールがある場合、対角線上の「哀」の一言を行うというもの・・・分かりましたかな??

で、まず、最初にグリーンに乗った白チームのボールの位置は
「楽」の真ん中くらいの位置・・
友近     「コラーこらおじさん!」
木村さんの判定「なんだか楽しそうじゃん」
と言うわけで、さらにカップから遠くなるはめに・・・

続いてグリーンに乗った青チームは「哀」の5時位の位置
中山     「捕虜とトランプ」
木村さんの判定「嬉しいというよりは楽しいで、捕虜は悲しいだろ」
と言うわけで、5:30の短針の位置に移動

続いて、再び白。挽回なるか??
ノブ     「家に帰ったら兄貴がなんでだろう♪を歌っていた」
木村さんの判定「そりゃ、楽しいそうじゃないか」
と言うわけで、ボールの移動なし。

やっとグリーンに乗った赤チームのボールの位置は白チームの内側「楽」のゾーン。ここで、ロッシー・・・良く聞こえませんでした。(隣の女子高生と思しき2組が野生爆弾が出るたびに五月蝿くてね・・・)
が、ボールは強くて「怒」の真ん中まで行ってしまいました

続いて青チーム狙うは、「喜」
ロッシー   「今日、3回目のおかわり」
木村さんの判定「うわぁ、なんだか嬉しそう」
会場もロッシーの表情も含めてこれには爆笑。
ボールはカップすれすれに!!

赤チームはなかなか「怒」の一言で躓いています
竹若     「宝塚、なんで俺を舞台に上げへんねん!!」
木村さんの判定「そりゃ男だからだろ」
流石、コンビ。絶妙のタイミングのつっこみとベタベタな関西弁にこれまた爆笑。。皆さんやっとコツを掴んできたもよう。
ボールはだいぶカップに近づいたものの、青よりは距離のある位置に。

一番距離の有る赤チームはここで起死回生の1打が欲しい所
大悟     「リスを120キロで投げる!」
木村さんの判定「うわぁ、なにそれ!」
と言うことで、方向違いの「喜」にズッコーンと置かれる始末。

もう、入れるだけの青チーム
木村さんのコメントは「接待ゴルフならOKなんですが・・」との事、ここで東京露出ゼロの中山君の一言は
中山     「これ、カードだと思ったら、シールやった」
木村さんの判定「カップイン!!」

中山さんの一言に会場大うけ。
間合い、意外性、それと何気ないけどちょっと嬉しい感じがピッたしでしたね。これで、直後の彼のネタもすんなり受け入れられていましたね。。で、この一言がスチャダラパーにも好感触だったらしく、ネタと合わせて、MVPを決定付けました。

最後のコーナーは変な顔写真。
シャッターのタイミングが合わなかったのか、何人か顔が出来上がる前の素で映った中、きっちり顔を作ってきたケンコバがこのコーナーのTOP賞。

ふぅ。。。やっと書き終わった・・・・なげぇ。
ではまた。 
月刊パンクブーブー8月号 2003-08-29  渋谷シアターD
試験が終ったら何がしたい?
そりゃあ愚問ですよ!お笑いのライブに行きたい!
って事で第3弾は「月刊パンクブーブー8月号」
最近ご一緒することが多いJさんと渋谷シアターDに行ってきました。
パンクブーブーと言うと、オンバト初出場でいきなりハイスコア叩きだしたり、ルミネのゴングショーで初の500円芸人に昇格した芸人さんだったりしていまして、東京吉本では今ちょっと「熱い」芸人さんの一組ですね。
前売りの発売は試験期間中だったのですが、Jさんが気を使ってくれて購入して下さっていてね。。ホント感謝感謝。ありがとうね。

ただでさえ、狭いことで有名なシアターDですがこの日は超が付く位の満員御礼状態。いやはやすっかり人気モンですねパンク。

というわけで順番忘れちゃってますが、レポです。
オープニング「初詣」
いきなりテツオさんが女装で登場、、、酷いです(笑)。
数々の芸人さんの女装を観てきましたが、岩尾君(フットボールアワー)級です(笑)。
これ、ちょっと変わった作りのコントでして、願い事を音声で先取りしていてね、願い事が下らなくて良いんですけど、笑いをこらえているのが面白かったですね。
女装したテツオさんが「オレ」って言っちゃうですもん。暴走しまくりでおかしかったなぁ

漫才「世界陸上」
パンクの漫才は本当に面白くって
技術的な所でいうと黒瀬さんのリードが素晴らしいですね。
ある程度自由にテツオさんがボケれるスペースを与えていながら、何処からでも本線に戻せるですよ。
2人して「世界陸上」の司会者のリアクションが可笑しいという話から始まって、最後は棒高跳びの選手がなんのきっかけで「棒高跳び」を始めるのか、で終ります。
動きも充分に有って表情も豊でアドリブも多くってパンクらしさ全開でした。

麗華姐さん聞いてみよう!
テツオさん扮するスケ番の麗華姉さん(これがまた古臭いスケ番でね・・今時クレヨンしんちゃん以外で見ないよな・・ああいうスケ番)が事前に取ったアンケートに答えていくもの。
例えば
「前髪切りすぎちゃいました。どうしたら良いでしょうか?」っていう質問には
「待ちな!」
うん、こんな感じ。シチュエーション限定の大喜利みたいな感じで個人的には好きな手法でした。

ショートコント「クイズ番組」
ありえない状況のクイズ番組。いわゆる「もしも・・」系の作り。観ている間ずっとこの手法どっかで観たこと有るな・・・って気になっていて自分の日記読み返していたら「ドリフ」が得意な手法でした。ドリフの「もしも・・・」シリーズをもっとショートコント風にアレンジしたっておもって下さい。
「クイズ打ち合わせが足りてない」
「クイズ予算が足りてない」等も良かったのですが
個人的に一番のお気に入りは
「クイズ100人に聞きましたが」ですね。
漫才「お互いの長所を伸ばしていこう」
題材的には良くある題材で、漫才の入りも普通なんですが2人曰く
「いかんせん凸凹コンビじゃなく凹凹コンビ」だそうで。。(そこがいいんですが。)
テツオさんは脂性で黒瀬さんは乾燥肌だそうで、取りあえずそこをお互いに伸ばして行こうって話。
「かっさかっさのお前がベッタベッタのオレに触れることでどんどんツルッツルッになっていくだよ」
って最後には漫才じゃない物が出来ていくプロセスが逆説的で良かったですね。今やっているのはまさに「漫才」なんですから。うまいこと作ってあるなぁって。
本当は細かい所も書きたいけどいかんせんネタばれになっちゃいますからね。。
コーナー「二つの曲をミックスさせよう!」
これはタイトルのまんま。
黒瀬さんのチョイスは「一休さん」ベースに「妖怪人間ベム」をミックス。妖怪人間の方が改めて聴くとムーディな曲で。しかも言い切り的な所を上手にミックスしてましたね。
「あぁ~あぁ~(ナムサンダア)」<一休さん>に
「早く人間になりたい」<妖怪人間>をミックスしていたり。。これ、絶対直接現物聴かないと伝わらないでしょうね。。
テツオさんは
日本昔話のエンディング曲に明日のジョーをミックス。
で、2人ともチョイスしている曲が微妙に古かったけれど、案外観に来ていた若いコには分かったのかな??出来上がったもの自体が面白かったから笑っていたけれどね。。
で、エンディングトーク。
これは先日行った「バスツアー」の裏話。
水族館で刺身がランチで出てきたり
伊豆で撮ったはずの写真が撮れていなくって結果的に集合場所で写真撮影することになって、その上さらにハプニングがあったりとどうやら大変だったみたいです。

ふう。1時間30分がホントあっという間の楽しいライブだったのですが、ただ一点。一部のファンのマナーが最悪でした。
漫才中にカメラつき携帯のカメラで写真を撮るもんだから、漫才の進行の妨げになるような「音」を出していたり
暗転中にその写真の整理をおっぱじめるもんだから暗転中なのに明るくて暗転の意味を無くしたり。。
自分しか見えていない行動って!!
しかも、黒瀬さんが切れたら
「あはは、怒られちゃった」って。それ以降少しは良くなっていたけど。。隣にいた友達達もそういう人は注意しないと。
せっかくの良いライブが一部の無神経な人のせいで不愉快なものになってしまったら、その芸人さんが可哀相だよ。

というわけで、人の振り見て我が振り直せ。
と自分に言い聞かせる事にしました。

プラン9本公演11th「怪々々々々」2003・9・26~28梅田花月劇場

舞台には境界線が在った。
その存在を気にせずズケズケと入り込んでくる人もいれば
境界線に気づいて、反発する人もいた。
境界線は何かと何かを分けるためにある。
が、舞台の上の境界線は何と何を分けていたのだろうか?

境界線は国境や赤道が地図の上でしか見えないように
舞台の上でリアルに目に出来るものではなかった
が、確かに境界線は在ったと思う。

ネタばらしをしないように配慮しながら文章を5回くらい書き直している。書きたいことは山程ある。
なのに文章化したとたんその文章をドラッグしてバックスペースにすることを繰り返している。

簡単な算数で僕らは1+1が2になることを教わっている。
が、事人間の成すものとなるとなかなか
1+1=2の数式が成立しないことも年を重ねるごとにわかってくる。
そんなに単純にはいかないと。

プランの公演を観て鳴り止まない拍手の中僕は
「1+1+1+1+1+1=6」という当たり前の数式の答えに素直に驚いていた。そして拍手をとめる事が出来なかった。
カッコイイと思った。
悔しいくらいに最後のステージ上でポーズをとっている5人全員がカッコ良いのだ。
女性的な視点からではなく男の僕の視点から観てカッコイイのだ。
コツコツと積み上げていったいった物を平然と壊す久馬さんの台本も、
ギャップの或る役どころを難なく演じきるゴエさんの演技も、
あらゆる角度から、あらゆる観客を楽しませようとする鈴木さんの演出も、
もはや人間とは思えないナギさんの動きに、
ギブソンさんのなんとも言えず暖かい笑い。。。
覚さんの山椒のようであり、とぼけた味

何が欠けても、成立していない。

その上で、今回の公演もまた観る側に自らの引き出しの多さを求めている内容だったように思える。内容の細かい部分には触れないが、役名を見た瞬間うなってしまった。細かいな、、と。
案外、プランの本公演はお笑いオタクよりも一度もお笑いを観たことがない人の方が楽しめるかも知れない、それぐらいディテールに凝っているし複線が張られている。

僕はあそこに置かれていた「謎」を全て解けたのだろうか?帰りの飛行機の中で台本を読み返し、頭の中で舞台の中の5人を動かしていた。が、全然自信が無い。

あの人とは違う・・・
人は本当は弱い生き物だと思う。
誰かとの境界線を作る事で、かろうじて自己を確立していることがある。
そんな境界線のひずみが「妖怪」なのだと思う。

そして、僕の頭の中にとてつもなくカッコイイオープニングの曲がこびり付いている。

最後に梅田花月劇場は新しいことも在って椅子が素晴らしく良く出来ていた。傾斜の有る座席配列は背の低い女性でも前の人の頭が邪魔ということは無いと思われる。

2003-11-28 ルミネ他
朝10時に家を出て、一路目指すは新宿ルミネ。
ワイワイワイ!の公開収録にいって参りました。
新宿到着は10時45分頃。4階の本屋前のエスカレーターには早くも収録を観に来た人達が長蛇の列。(軽く40人位はいたでしょ・・・)
背の高い自分が最前列を取るのも可愛そうなので、吉田サラダ(ワイワイワイ月曜日のアシスタント芸人)君の隣でモニター鑑賞。
・・・ってTVで観るのと変わんないじゃん!
スペシャルゲストでソーセージバタフライのメンバーがライブ告知に現れて会場はヒートアップ。
藤田さんがチャイマの振りで一言いう事になったのですが、テンパった結果出てきた言葉が
「っまっすぐに!!」
いいな。こういうの計算で面白くなる人もいるけれど、計算じゃないときに抜群に面白い事が言える芸人さん好きです。
アシスタントの吉田サラダ君は町内会の消防訓練に行った時の話。
帰って来て、オチの順番間違えた・・・とちょっとしょげていましたがディレクター(?)さんらしき人には少し褒められていました。

多分ワイワイワイ!史上一番の観覧者だったでしょう、ホント普通に凄い数の人だったため、少し早めに切り上げて友達と合流しお昼御飯を下のカフェで取って
「1じ3じ」へ。
パンクブーブー、タカトシ、シンクタンク、ルート33、ニブンノゴ!
シンクタンクはファンダンゴ!TVの「梅田スタンダード#1」と同じ内容。
全体的に「漫才色」が強かった日でした。
祭日という事も有って、3列目あたりに観光客のおばさま方軍団やら、お子様連れもいたりしたのですが、途中で子供がぐずったりした時の対応が芸人さんによって違って面白かったですね。
新喜劇は130R班の孤島の病院物語。
って、Dr.コトーが下敷きなんですかね(笑)
板尾さん座長なのに結構自分が面白い方に面白い方に流れていくもんだからホンコンさんが一生懸命修正していたり。
つくづく新喜劇はチームワークだなと思いました。

「1じ3じ」が終了してちょっと買い物して、ゲームセンターの前でウシくんとカエルくんの人形をUFOキャッチャーで発見。
さっくり800円でゲット(友人が)。
新宿の色んな場所でミニコント(記念撮影会)。

お茶してから友人と別れて(友人は別のライブに行ったのですが・・)
僕は再びルミネに戻って、
ペナルティの「Dinner」
ペナルティさんの人望からかこのイベント他事務所の人がゲスト出演したりする事が多いのですが、今回のゲスト1人目が
「コージー富田」さん。
実は、コージーさんはワッキーと麻雀仲間だそうで、逆に愛知出身のコージーさんのお母さんは「ノブナガ」という番組を通じてワッキーの大ファンだそうです。
話自体は、普通のトークだったりしたのですが、もうこれでもかって言う位モノマネを見せていただき
ペナルティの2人が
「今日はもう1000円位余計にとっても良かったんじゃない?」
との発言も納得。
特に、村上リカコさんのモノマネなんていうのも有ったんですよ。
会場が一番歓声を上げたモノマネは
「笑点で、無理やり三つ編みの鬘をつけさせられた歌丸師匠」
これは拍手が起きましたからね。
他にも、極楽トンボ山本さんの誕生日会の話やら、とんねるずのタカさんの話、コージーさんが中川家の礼二さんとネタの交換をした話など盛りだくさんでした。

続いてのトークゲストはカリカ。
登場した家城さんは何故かくびもとにギャザーの入ったタンクトップという季節感ゼロの格好。因みにボトムも7分丈のパンツ。
「スタイリスト(女性)の方が買ったと自慢していたから本人より先に着た」
って、女性物ですか(笑)
コンビのバランスの話にトークは進み
林さんワッキーはストレスを溜めるに溜めるから爆発すると凄いという話に。
麻雀で負け続けた脇田さんが朝方の歌舞伎町で叫んでいた話や、家城さんが林さんにボコられた話など。

眉毛を剃っている家城さんが他に何かする事はないかとの話から、鼻の頭を取りたいという話になり脇田さんが
「プニョンペンは要らないよな・・・」
っえっぇっえぇ~
プニョンペンって鼻の頭の事だったですか!
って普通にヒデさんが吃驚していました。
それから、ペナルティさんのやっているサッカーチームでヒデさんが普通にいい事を言うからテンションが上がる等。
某タクシー会社の制服で林さんがGKをつとめた話なども有りました。

トークは以上で次は大喜利
ガリットチュウ熊谷さん、ピース綾部さん、まちゃまちゃさん、おはよう芦沢さん、カリカ家城さん、ペナルティ脇田さん
上手い事こたえる綾部さん、家城さん、芦沢さんに対して
三振かホームランの熊谷さん。
天丼狙いの脇田さん。
女性ならではの答えのまちゃまちゃさん。
大喜利としては本当にバランスが良かった組み合わせでしたが、本日一番会場を沸かせたのは熊谷さん。
W杯でお馴染みの「バボちゃん」、これのボツになったキャラクターは?
というお題に対して
「手ちゃん(イラスト)」
イラストだけに面白さは全く伝わらないだろうけれども、言葉にすると、バボちゃんの手に顔があるキャラクター。
絶妙に可愛いのと、奇妙なのと、手だったらボールの部分要らないじゃんかなどという様々な突っ込み要素を残したイラストに最後はイラストにサインをしてお客さんにプレゼント。
この時、何故かキャラクターのボール部分にサインしようとして、ヒデさんに止められていました。。。熊谷さん天然だなぁ・・

という訳で一日お笑いを満喫満喫。
お腹いっぱい。

おさむショーレポ(ミスチル物語)11月24日 中目黒ウッディシアター
初めに。
今回のレポはネタバレしています。
舞台演出上の関係で、多少なりとも性的に過激な表現が含まれています。
以上を納得した人のみ、以下のレポを閲覧ください。

※鈴木おさむ
放送作家。代表作「SMAP×SMAP」「めちゃイケ」「マネーの虎」等


前々から行きたかった舞台の一つがこの「おさむショー」。
今回はたまたま、仕事で休みが取れたりしたので小雨降る中、中目黒へ。
会場入り口で煙草を吸っていると、いかにも「業界」というような会話が飛び交っていました。(詳しい事は秘密で。)
会場に入ると、、、、まぁ気持ちいいくらいに男性の客がいませんでした。こういう状況は慣れているからいいのですが、予想では作家を目指している人とか芸人さんの卵とかがもっと来ているものだと思っていただけにちょっと吃驚。
そうそう、ウッディシアターは小さめの箱(定員は100人強)で、びっしりと椅子が並んでいたのですが、いかんせん通路間が狭かった為、前の人に足が当らないか気にしながら舞台を観ることに。
舞台には応接間セットと大き目のTV。
オープニングに行くまでの間、ミスチルの曲が流されていました。
そして暗転。
浮かび上がったTV画面にテロップが流れ始め
「本公演も前回と同様、チラシで予定していた内容と変わってしまいましたゴメンナサイ。本公演は真面目にお芝居です。コントではございません。
芸人たちも真面目に芝居していますので、けして笑わないで下さい。そうそう、舞台の内容とマイケルジャクソンは全く関係がございません」
・・・そう、テロップが流れている時にBGM的にマイケルの「BAD」が流れていたんですが、時期が時期だけに、笑うなといわれてもこれで十分可笑しい。

暗転からスポットライトで浮かび上がったのはオールバックにしたカリカ林さん。
設定の説明を
場所は日本。みんなの良く知っている日本。ただ皆の知っている日本と違う点は皆の知っている「ミスチル」そうMr.childrenがいないんだ。此処にいるのは3曲のヒット曲を出した後、鳴かず飛ばずのミスチル。そう、皆の知っている「名もなき詩」はこの世界には存在していないんだ。


えっと、オールバックの林さんで最初の笑いが。

ここで配役の説明
ミスチル
リーダー・・・ガリットチュウ・熊谷
金ちゃん・・・ハローバイバイ・金成
マネージャー(社長)・カリカ・林
チャランQ・・Bコース
清掃員・・・・デッカチャン

売れてからというもの、なぜかアルフィー高見沢さんに傾倒してしまったリーダー。そのリーダーが作詞も作曲も担当している為に気持ちよくカラオケを歌うことしか出来ない金ちゃん。
マネージャーは一生懸命に何とかリーダーに曲を作ってもらおうとするのですが、それよりも前に金ちゃんはリーダーに見切りをつけ、バンドを辞めたいと言い出します。

あと1曲、あと1ヶ月。
・・・・これが、マネージャーの提案により金ちゃんが納得した時間。
<途中省略・・・というか全面的に省略>
そう、この舞台はあの名曲「名もなき詩」が出来るまでの物語なのです。
何故かお尻の穴に携帯を入れちゃって出てこない人がいたり、
スーツの下にボンテージを仕込んでいる人がいたり、
牧場や温泉に行きたがる人がいたり、
軽く詐欺をする人がいたり。

誰1人として「まとも」な人がいません。
ホモテイスト、ナンセンス、SMなんでもござれな舞台なのです。

でね、凄いのはそれは演出上の問題であって、ストーリー自体はその演出が無くても成立しているですよね。そこだけが面白いわけじゃないですよ。
いい話にだって出来る。普通のコントにだって出来る。
そういう題材を容易しときながら、どんどん加速度的に「変態」の芝居を用意する。

TVでの作品を見れば分かるけれど、普通の作品が書けるわけで、対象が絞り込まれているが故の濃い演出。

それと、何よりも衣装が良かった。
やっぱりこの辺に妥協は無いですね。。
衣装がいいから、ちゃんと芝居として見れた部分も大きいです。

そうそう、舞台の細かい内容が知りたい方はメールでも下さいな。

「漫才バカ1代」下北沢タウンホール 12・11
昨日、友人から誘われていた「漫才バカ一代」に行ってまいりました。
正直、メンバー的には知らない人達ばかりなのですが、お笑いを見る目は確かな人からのお誘いだったのと、「昭和のいる・こいる師匠」が出られると伺い、仕事の時間を調整し北沢タウンホールへ。

今年は振り返ると、大御所といわれる芸人さんがお亡くなりになった年でもあり、心のどこかで見れるうちに見とかないと後悔するかもという心理がどこかに有ったのかも知れませんね。

舞台はホント漫才だけと言って良い構成。
とってもシンプル。
ゲストの「のいる・こいる」師匠と飛石連休以外はTVなどで見ることはまず期待できないメンバー。
中にはフリーで芸人をやられている方もいらして、そういった意味での環境は必ずしも良いとはいえないと思います。
それでも、彼らは漫才を初めとして芸人である事が好きなんだという事が見る側にヒシヒシと伝わってくるいい舞台でした。

技術的な面で言いますとボケもつっこみもけしてメジャーな選択でなかったり、TVに出るならば直していかないといけない部分も随所に有ったりするのですが、それでもけして小さくないタウンホールの隅にでもキッチリ届く声で攻めの漫才が心地よい笑いを生んでいました。

注目は初めて見る「U字工事」
まだ若いコンビでしたが、2人の呼吸が素晴らしく合っていて、ホント何気ない日常を切り取っているのに笑いとして成立させていて、最前列に座っていたおじ様も拍手をするくらいの出来でした。

poizon girl bandが緩そうに見えて結構強引なスタイル・・・喩えるなら江夏豊スタイルの漫才だとすると、彼らは緩そうに見えて本当に緩いスタイル・・・喩えるなら元オリックスの星野スタイルと言える漫才。
コントロールが抜群に良いです。
関東の漫才好きな方はこのM-1準決勝進出した若い2組要注目です。

そしてメインの「のいる・こいる」師匠。
なんとも漫才の「頭」と「ケツ」がしっかりした漫才で、これぞ漫才といえるしっかりとした構成でした。
だから中盤はどう遊んでもお客さんを笑わせる事に集中できるベテランの凄さを感じさせられました。
何より驚いたのが立ち位置が他の若手の時より1歩半近く後ろに立っていたという事。それでもしっかりと声が出ているという力みが無いのにヌケも無い素晴らしさ。
本当に綺麗な漫才で、何分でも聞いていられる漫才でした。

今の所、今回が今年最後のお笑いライブになる予定です。
最後にホント綺麗な漫才が見れて良かったと思っております。


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